Logicool LIFT M800 レビュー|エルゴノミクス初心者でも2年半使い続けられた理由
腱鞘炎対策に買ったLogicool LIFT M800を2年半使ってわかったこと。疲れにくさ、Logi Bolt対応、持ち運びのしやすさを正直にレビューします。
結論
エルゴノミクスマウス入門機として、Logicool LIFT M800 は自信を持っておすすめできる一台だ。2022年9月の購入から約2年半使い続けているが、長時間のデスクワークでも腕の疲れがほぼなくなった実感がある。価格帯も比較的手頃で、初めてエルゴノミクスマウスを試してみたい人にとって、リスクの少ない選択肢だと思っている。
安いマウスを使い続けた代償
仕事の生産性を上げるには、道具を見直すことが近道だと思っている。快適に打てるキーボード、見やすいディスプレイ、そしてストレスなく操作できるマウス。それぞれを少しずつアップグレードしてきたが、マウスだけはずっとエレコムの安価なものを使い続けていた。
ところが、ボタンの故障を機に買い替えを検討することに。どうせなら妥協せず選ぼうと思い、自分が新しいマウスに求める条件を整理した。
- エルゴノミクスデザインで腱鞘炎になりにくいこと
- できるだけUSBポートを占有しないこと(Bluetooth接続が禁止されている職場環境)
- 軽量で持ち運びやすいこと
この3点を満たすものとして最終的に選んだのが、Logicool LIFT M800 だった。エルゴノミクス形状でありながら、フルサイズのエルゴノミクスマウスと比べてコンパクトな点と、価格の手頃さも決め手になった。
LIFT M800 の特徴
LIFT M800 はロジクールのコンパクトエルゴノミクスマウスで、手首を自然な角度(約57度)に保てる縦型に近いデザインが特徴だ。ただし完全な垂直型ではなく、適度に傾いた形状なので、一般的なマウスからの移行がしやすい。
接続方式は Logi Bolt(USB レシーバー)と Bluetooth の2つに対応。静音設計でクリック音も抑えられており、オフィスや在宅ワーク中でも周囲を気にせず使える。

2年半使って感じたメリット
腕・手首の疲れが劇的に減った
短時間の使用では気づきにくいが、1日中使い続けても腕がほとんど疲れない。これは本当に驚いた。以前の普通のマウスを使っていた頃は、夕方になると手首や前腕にじわじわと疲れを感じていたのが、LIFT M800 に替えてからそれがなくなった。
縦型に近い握り方になることで、前腕の筋肉がねじれにくくなるからだと思う。「疲れない」というのが当たり前になると、以前どれだけ負担をかけていたかを逆に実感する。
Logi Bolt で職場でも使える
自分の会社では PC への Bluetooth 接続が禁止されており、これがマウス選びで意外と引っかかる制約だった。LIFT M800 は Logi Bolt(USB レシーバー)に対応しているため、この問題をクリアできた。
さらに Logi Bolt は他のロジクール製デバイスと共通のレシーバーで接続できるので、マウスとキーボードで USB ポートを2つ使わなくて済む。ポートが少ないノート PC でも、レシーバー1つでまとめられるのは地味に助かる。
持ち運びの負担が少ない
フルサイズのエルゴノミクスマウス(MX Vertical など)と比べてコンパクトで軽く、ノート PC と一緒にバッグに入れても邪魔にならない。エルゴノミクスマウスは大きいものが多いので、これは大きな差別化ポイントだと思う。
気になった点・デメリット
正直に書くと、いくつか気になる点もある。
形状が右手専用なので、左利きの方や左手でマウスを使う方には選択肢から外れる(左手用モデルも別途あるが)。また、エルゴノミクス形状に慣れるまでに数日かかった。最初の2〜3日は「なんか変な持ち方だな」という感覚があったが、1週間もすれば完全に違和感はなくなった。
MX Master シリーズのような多ボタン・細かいカスタマイズ性を求める人には物足りないかもしれない。LIFT M800 はシンプルな構成で、過剰な機能はない。それをデメリットと取るかシンプルさのメリットと取るかは人によって分かれると思う。
買って良い人・向かない人
- おすすめ:エルゴノミクスマウスを初めて試したい人、長時間のデスクワークで腕の疲れが気になっている人、Logi Bolt 対応が必要な人、コンパクトに持ち運びたい人
- 向かない:左手でマウスを使う人、多ボタン・高度なカスタマイズを求める人、フルサイズエルゴノミクスの安定感を重視する人
まとめ
2年半使い続けた結論として、LIFT M800 はエルゴノミクスマウス入門としてかなりバランスの良い一台だと思っている。腕の疲れにくさは想像以上で、仕事環境を改善したい人にはまず試してみてほしい。特別派手な機能はないが、毎日の使い心地を静かに底上げしてくれる、そういうタイプのガジェットだ。